人間の寿命

どうしても、創世記の"一生は百二十年となった"のくだりが気になったので、図書館にいって調べてきました。

まず、新共同訳聖書では次のようになっています。

主は言われた。「私の霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして人の一生は百二十年となった。

[創世記 6:3]

これが、英語の聖書(Rivised Standard Version)だと次のようになっていました。

Then the LORD said, "My sprit shall not abide in man for ever, for he is fresh,but his days shall be a hunderad and twenty years."

この節のうち、"days"のもととなったヘブライ語のיוםは聖書のほかの部分では"age"、"lifetime"などと訳されています。
つまりこのיוםをdaysと訳せば120年とは神が人間に与えた猶予期間と解釈することができ、lifetimeやageと訳すと120年は人間の寿命と解釈することができるわけです。