HEVEAを使ってTeXをHTMLにしよう

HEVEAって何?

HEVEAは、TeXファイルをHTMLファイルに変換するためのツールです。

OCamlプログラマなら一度や二度は見たことがある緑色のHTMLファイルは、HEVEAで変換したやつです。

TeXをHTMLにしたい

\documentclass{article}
\begin{document}
\title{SchemeABC Reference}
\author{mzp}
\maketitle

\section{Intro}
Hello,world!!
\end{document}

こんなTeXを用意して、

$ hevea hello.tex

で、hello.htmlが生成される。

参考: How to get started

日本語を使いたい

そのままだと日本語が使えないから、inputencパッケージを利用する。

\usepackage[utf8]{inputenc}

セクションに色を付けたい

デフォルトだと白黒で味気ない。デフォルトの緑配色にしたいならfancysectionを使う。

\input{fancysection.hva}

参考: Support for style sheets

ページ分割したい

セクションごとにページを分けたい場合は、hachaを使う。

$ hevea hello.tex
$ hacha hello.html

参考: Cutting your document into pieces with HACHA

HTML以外のフォーマットにしたい

HTML以外にもinfoやテキストに変換もできる。

$ hevea -info hello.tex
$ hevea -text hello.tex

参考: Other output formats