profile.lisp
clispでも使えるプロファイラ、profile.lispの使い方。コメントを読むと、Peter Norvig氏が"Paradigms of Artificial Intelligence: Case Studies in Common Lisp"で書いたらしい。
基本的な使い方
profile.lispをloadしてやって、with-profilingで時間を計測する関数を指定してやる。
;; target.lisp (load "profile.lisp") (defun g() (sleep 2)) (defun f() (g)) (with-profiling (f g) (f))
$ clisp target.lisp
Total elapsed time: 2.00 seconds.
Count Secs Time% Name
1 2.00 100% G
1 0.00 0% F
注意
測定している関数にかかった時間が0秒だと、zero division errorになる。まあ、それほど困ったバグでもない。
loadではなくrequireを使うとたまにうまく行かないことがある。必ずしも再現するわけではないのがつらいところ。
with-profilingは関数の差し替えを行っている。なので、以下のプログラムは正しく測定できない。
(load "profile.lisp") (defun g() (sleep 2)) (defvar h #'g) (defun f() (funcall h)) (with-profiling (g) (f))
関数を差し替えるまえに、hにgを代入してしまっているため、ただしくgにかかる時間を測定できない。
