結論

ここ2、3日の成果。まず、Webサーバーの状態。

  • OSはSolaris8(x86)。
  • gcc/makeはインストールされていない
  • ルート権限はもっていない
  • sshによるログインは可能

ルート権限を持っていないので、ホームディレクトリ以下にインストールすることを考える。

バイナリの入手

まずは、Introductionで配布されているコンパイル済みのバイナリを入手する。

$ wget http://ftp.sunfreeware.com/ftp/pub/freeware/i386/5.8/ruby-1.8.4-sol8-x86-local.gz

パケージの展開

ここで手に入れたバイナリはパッケージという固まりになっている。ルート権限があれば、これをpkgaddすれば簡単にインストールできる。しかし、今回はルーンルート権限はないので自力で展開する。

自力で展開するといっても、pkgtransというコマンドが用意されているので、それほど大変ではない。

$ gzip -d ruby-1.8.4-sol8-x86-local.gz
$ pkgtrans ruby-1.8.4-sol8-x86-local .

次のパッケージを利用できます:
  1  SMCruby     ruby
                 (x86) 1.8.4

パッケージ (複数可) を選択してください (すべてのパッケージを
処理するには 'all' を入力してください)。 (default: all) [?,??,q]:1
パッケージインスタンス  を転送中
$


そして、展開されたファイルをすきなディレクトリに移動する

$ mv SMCruby/reloc/* ~/solaris/bin

最後に、それぞれの実行ファイルに権限を付加すればよい。

$ chmod 755 ~/solaris/bin/*

テスト

Rubyがrequireのときに使う$LOAD_PATHを設定しなおしてから、実行する必要がある

#!~/solaris/bin/ruby                                      
base = "~/solaris/"

$LOAD_PATH.unshift *["#base:/lib/ruby/site_ruby/1.6","#base:/lib/ruby/sit?
e_ruby/1.8/i386-solaris2.8", "#base:/lib/ruby/site_ruby", "#base:/lib/rub?
y/1.8", "#base:/lib/ruby/1.8/i386-solaris2.8"]

print "Content-type: text/html?n?n"
print "Hello,ruby?n"